【考察】社会人がカタカナ語を使う理由

考察
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社会人がカタカナ語を使う4つの理由

 今日仕事中に何となく思い立ったのでまとめてみることにしました。社会人がカタカナ語を使うのにはちゃんと理由があります。ただのかっこつけじゃないです、そうゆう会社や業界もあるのだろうけど(笑)。

理由① 英語で書かれた文章をそのまま引用するから
理由② カタカナ語で言った方が早いから
理由③ 日本語の表現よりもカタカナ語が社内で浸透しているから

理由④ 経営者層の意向

理由①:英語をそのまま引用する

 個人的に一番多いパターンが①です。英語で送られてきたメール、資料をそのまま上司に報告する時、事務の方にお願いする時には、頭で翻訳するよりそのまま読んだ方が早いし楽です。
「北米用のAgendaをASAPでお願いします(北米用の計画書をなるべく早くお願いします)」とか
「Incentiveの影響でOperating ProfitがDecreaseって言ってます(報奨金の影響で営業利益が減益)」とか、
「Mainly due to last years campaignです(主な要因は昨年の販売促進です)」とか。

理由②:カタカナ語の方が早い

 会計科目に「繰延税金資産」というものがあります。英語にすると「Deferred Tax Asset」略して「DTA(ディーティーエー)」。「その他包括利益」、英語で「Other comprehensive income」略して「OCI(オーシーアイ)」など。これをカタカナ語というかどうかは別として、やはり圧倒的に楽だし早い。「そんえきけいさんしょ」と口に出して言うより「ピーエル」と言ってしまった方が早いに決まっている。タイピングでもそうだ「sonekikeisansho」と入力するより「PL」としてしまった方が早いし楽(カナ入力してたとしてもこの方が早い)。会計用語ばっかりですね(笑)。もっと一般的なビジネス用語でカタカナの方が早いものを思い出したら追記します。

理由③:社内に浸透しているから

 言語というのは日々進化するもので、より繊細にニュアンスが伝わる言葉を使用することでコミュニケーションの幅が広がったりする。会社というコミュニティの中に浸透した、ある種別の意味合いを兼ね備えた社内用語になっているパターンがこれ。例えばある会社では「アジア地域」のことを「Region(リージョン)」それ以外の地域を「Non region(ノンリージョン)」と言います。誰も「アジア地域で~」とか「その他の地域で~」とか言いません。だからあえて日本語で言ったりすると、「それってリージョンてこと?」と逆に質問されて、かえって手間を増やしたりするのです。浸透していない方の表現を使うと、「君の言ってる日本語は私の言ってるカタカナ語と同義かい?」という疑問を生んでしまうのです。あと、カタカナ語の方が表現が軽くなるという効果もあります。「選任」とか「任命」とか堅苦しく言うより、「アサイン」と言った方がなんだか気が楽じゃないですか?(僕だけ?笑)

理由④:経営者層の意向

 これは例外的ですね。新しい概念としてのカタカナ語を、意図的に浸透させたい場合。例えば社長が「働き方改革の波に乗るべく、今日からわが社では「定時外」のことを「ハッピータイム」と呼ぶこととする!!」とか言い出すパターン。僕の会社の社長もこういうのが好きで、いろんなものにカタカナ語を付けたがるが、はたから見てるとすごく馬鹿っぽいし、使うのが恥ずかしい。ただ国際企業の場合は、経営者層がカタカナ語を使った方が現地で翻訳する人が楽というのもあるし、カタカナ語の方が英語圏で浸透しやすいというのももちろん理由としてはある。経営者層ってみんな英語ができるから、「漢字が並んでるよりカタカナ語の方がわかりやすいだろ!海外の事業体にもそのまま使えるし!」という理由もある。僕の会社では一年にいくつも新子会社が立ち上がって、いくつも子会社が清算されていくけど、漢字やひらがなを使った企業名の新会社って入社してから一度も見たことがないかも。全部カタカナかローマ字ですね、そういえば。逆に消えていく会社だと漢字やひらがなが使われていたりします。なんだか悲しいですね。

  以上、理由3つでした。 私見ですが、この3つの理由が当てはまらい場合はカタカナ言葉を使用するべきではないです。なぜって、伝わらないからです。伝わらない言葉は話す意味がないです。(このブログ全体にもちょうど同じことが言えるかもしれませんが、今は置いときます(笑)自分自身のためにも、もう一度言いましょう。言葉は伝わらなければ意味がありません。明らかに伝わらないとわかる相手に得意げにカタカナ語を使う人間はただの間抜けです。カタカナ語だけでなく、専門用語もそうですね。伝わらないとわかっているのであれば、初めからわかるように説明するべきです。僕の考える仕事ができる人間はそういう話し方をするし、それが人としての親切心であると思います。

 社会人になって初めて覚えた言葉や、聞いたことあるけど使い方がわからなかった言葉、何となく響きがかっこよくてみんなが使いたがる言葉、絶対日本語で言った方が早いしわかりやすいだろ(笑)と突っ込みたくなる言葉、カタカナ語にはいろいろあります。次回そんなはカタカナ言葉を一覧でまとめてみます。

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この記事を書いた人

平成生まれのアラウンド・サーティーです。30歳を迎えるにあたって何かを変えなければという焦りからブログをはじめました。このブログを通じてこれまでの経験や学びを整理し、自己理解を深めたいと思っています。お気軽にコメントいただけますと励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。

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