【知見】キシリトールガムを食べ続けて虫歯がゼロになった話

知見

私の数少ない成功談の一つとして、些細ではあるがキシリトールガムの話を書いておこうと思う。そしてその成功要因について掘り下げてみたいと思う。

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【目的】虫歯ゼロ

私は小学生の頃、虫歯がひどくて頻繁に歯医者に通っていた。歯を磨かないとか、寝る前にお菓子を食べているとか、そういった理由ではなかったと記憶している。単純に歯が弱かった。特に歯に不健康な生活を送っていたとも思えないのだが、私はなぜか虫歯だらけだった。虫歯がひどくて八重歯に穴が空いたほどだ。私は幼心に、この虫歯をなんとかしたいと思っていた。たぶん虫歯がある男は女子からモテないと思ったのだろう。
私が小学校高学年の頃、乳歯が全て永久歯に生え替わった頃だ、今でもよく記憶しているあるCMと出会った。「Qちゃん寝る前にガムかむの?」というキシリトールガムのCMで、オリンピック女子マラソン金メダリストの高橋尚子がベットに入ってキシリトールガムを食べるというCMだった。
寝る前に食べられるということは、虫歯にならないということだ、と私は思った。そういえば歯医者の先生もキシリトールがどうこう言っているのを思い出した。
私はガムが大好きだったので、早速母にねだってキシリトールガムのボトルと、ついでにデンタルフロスを買ってもらった。そして小学校5年生から毎晩欠かすことなく、歯磨きの後にデンタルフロスをして、寝る前にキシリトールガムを食べた。

【結果】虫歯がゼロになった。

私は就寝前にキシリトールガムを食べるという生活を20年続けた。結果、虫歯はなくなった。表現に語弊があるが、虫歯があった状態で食べ続けて虫歯がなくなった訳ではない。乳歯の頃は虫歯だらけだった私が、永久歯を虫歯ゼロで守り続けているのだ。これは成功談といって差し支えなかろう。私は20年の継続によって、健康な歯という財産を手に入れたのだ。
ガムが大好きな少年だった私は、小学生の頃よく好んでバブリシャスやふーせんの実やマルカワのフーセンガムやフィリックスの10円ガムを噛んでいたが、歯を健康に保つために自然と特定保健用食品のガムしか噛まなくなった。現在で言うとロッテのキシリトールガム、ライムミントとフレッシュミント、歯茎を健康に保つクリアミント、(少し前まで夜用という紫のキシリトールがあったが、今はなくなってしまったようだ)。リカルデントのミント、グレープミント、ホワイトピーチミントなどが特保のガムだ。リカルデントは期間限定で色んな味が楽しめる(イチゴやリンゴなんかも過去あった気がする)。
同じキシリトールガムやリカルデントでも、上記以外は特保に該当しないので食べない。

【勝因】20年継続したこと

勝因は間違いなく、継続したことだ。というか継続そのものが一つの成功であると言ってもいいと思う。些細な成功体験ではあるが、虫歯がないというのは私にとって一つの誇りであり、アイデンティティーとさえ言える。
継続することで成功をつかんだ貴重な体験だ。私は間違いなく娘にも同じことをするだろう。虫歯がある女子は、虫歯がない女子に比べて、個人的に好感が持てるからだ。

なぜ私は20年もの間、この習慣を続けることが出来たのだろう?
思うにそれは、一つ一つの小さな成功によってもたらされたものだ。歯の検査のたびに虫歯がないことを誉められ、それを守ろうと思ったのだ。そして「虫歯は嫌だ、汚くてモテないから」という後悔と強い決意が、継続を後押しした。また寝る前にガムを噛むだけという手頃さと、元々ガムが好きだったということも継続の要因のひとつだ。今ではキシリトールガムとデンタルフロスがなければ、口が気持ち悪くては眠ることができない。学生の頃は留学先にもボトルでキシリトールガムを持っていった。つまり「やらないことが気持ち悪い状態」を作り上げ、これが成功のスパイラルを生んだ。
上記をまとめると、継続の要因は
①元々好きであり、継続に無理がなかった
②-1強い後悔と決意
②-2小さな成功を積み上げたこと
②-3気持ち悪い状態を作り出した
となる

①は継続を考えるとき、最も大切な入り口になる。継続に無理がないこと、そして好きであれば尚更よい。何かを継続したいと思う時は、まずここから始めよう。
②-1は継続のための動機だ。これがなければ何も始まらない。それは絶対に繰り返さないという後悔からか成るものもあれば、絶対に手に入れるという希望から成るものもある。
②-2は継続の構成要素の一つであるといえる。小さな成功があるから、それを続けようと思える。成果を感じられるから、またやってみようと思える。成功のマイルストーンをこまめに置いて、自分を誉めてあげよう。一歩ずつ確実に階段を上ろう。
②-3まで来たら後は体が自発的に動くはずだ。

ボディービルダーは年中どこか筋肉痛でないと「気持ち悪い」と感じると聞いたことがある。それは自分が血のにじむような努力で鍛え上げた肉体が、何もしないことで衰えていくこと感じ、気持ちが落ち着かないということだと思う。つまり自分の築き上げた財産が失われていくことにむずがゆさや焦りを感じるのだ。
これは勉強でも仕事でも、何かを継続しようと考えた時に、とても役立つ教訓だ。
今やらないと、今までやったことが失われるという感覚。これを持てれば人は自主的に継続しようと動く。
勉強や仕事でこの「気持ち悪さ」を発動するのは、ボディービルダーに比べたら、少し工夫が必要かもしれない。
筋トレや歯磨きは、やらないことで目に見えて衰えていくのがわかる。筋肉痛がないことや口が気持ち悪いのは自分の体で感じられるものだからだ。
勉強の知識が失われていく感覚や、仕事場で身につけたスキルが失われていく感覚というのは、体で感じることができない。アラームが無いのだ。

頭の中の知識やスキルが音もなく失われていくのをどのように防ぐべきか?
あくまで思いつきでしかないが、定期的に棚卸しすることが大切ではなかろうか。 
自分の今ある知識、自分の今あるスキルを、特に失いたくないと思う順で書き出してみる。箇条書きにした自分の知識やスキルを見返してみて違和感があるものは、その意味を自分に説明してみる。これを定期的に繰り返す。今自分にある知識(説明できること)、今自分にあるスキル(ノウハウ)を常に自分で把握しておくことが、頭の中の財産を守る一つの方法かもしれない。

以上

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知見
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この記事を書いた人

平成生まれのアラウンド・サーティーです。30歳を迎えるにあたって何かを変えなければという焦りからブログをはじめました。このブログを通じてこれまでの経験や学びを整理し、自己理解を深めたいと思っています。お気軽にコメントいただけますと励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。

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