16「夏」

虚構
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2013年8月「夏」

新たな環境での日々は目まぐるしく過ぎ去った。

僕の大学院は一般的な大学院と異なり研究室がないため、カリキュラムは大学と大差なかった。僕は毎朝八時に起き、きちんと朝食を取り、一限の講義に出席した。五限まで休みなく講義を受けた後軽食を取り、予備校の講義を九時半まで受ける。家に帰って風呂に入ってから夕食を取り、その日の講義をざっと復習するだけで一日が終わる。土曜も一、二限は講義で、予備校は週五である。毎週水曜の深夜にアニメを見ながら冷凍庫で凍らせたゼリーを食べるのが小さな喜びだった。

週末は志帆と過ごした。彼女は大塚に住んでいたので、僕の新居から自転車で十五分ほどで遊びに行けた。気が向いた方が相手の家へ泊まりに行って、近くのホテルの庭園を散歩したり、近所のラーメン屋を開拓したり、夜は映画を見たりして過ごした。

そうして2013年の夏がやって来た。勉強も生活も順調で、これ以上にないくらい充実した修士一年の前期だった。志帆とだってうまくやっていた。

だがあの夏の夜、世界の全てが僕らのためだけに時間を止めたかのような夜を境に、僕の人生は大きく向きを変えた。まるで路線バスが交差点のど真ん中でいきなりサイドブレーキを引いてドリフトするみたいに、摩擦音を轟かせ大きく方向転換した。

大学は夏休みに入ったが、どちらにしろ僕は予備校で勉強しなければならなかった。地元に帰れるのはお盆を過ぎたころになった。奈保子からの誘いを断り続けていた僕は、帰省前に奈保子に連絡してみることにした。既に社会人である彼女はどうせお盆にしか帰って来られないだろうと思い、僕からも誘ったという事実を作りたかっただけだった。

ところが彼女もお盆をずらして地元に帰省しているらしかった。予想外の自体に僕は少し動揺した。奈保子に会えるのは確かに嬉しい。だが僕はあまり気が進まなかった。直感的に何か嫌な予感がしたのだ。そしてその予感は的中することになる。

カオルを誘って再び僕たちはバーへと向かった。真冬だった前回とは打って変わって、奈保子は「I♡ NY」と大きく書かれたTシャツにホットパンツという服装だった。Tシャツのセンスはどうであれ、奈保子から放たれる強力な吸引力を前に僕の守備力は完全に無効化された。今すぐ彼女を抱きしめ、その豊満な乳房をわしずかみにして、彼女の口に舌を突っ込みたいという強い衝動に駆られた。

バーでカオルの話を聞きながら、どうして奈保子はこんなに魅力的なんだろうと僕は何度も考えた。なぜ彼女はこれほど僕を惹き付けるのだろう? 

まず顔がかわいい。それは間違いない。でも誰もが振り向くような美しさではない。ただ単に僕の好みだというだけだ。でもなぜ奈保子の顔がこれほど好みなのか? 

次に体型、これも完璧だ。程よく肉付きのある二の腕、突き出たバスト、細すぎず太すぎない太もも。決して万人受けする体型ではない。ただ単に僕の好みというだけだ。でもなぜ奈保子の体がそれほど好みなのか?

まるで僕の好みを凝縮したかのようなルックス、星の数ほどいる男の中からピンポイントで僕だけを悩殺するために生まれてきたと思わせるような容姿。

どれほど考えても行き着く答えは一つだった。とどのつまり、僕の女性の好みも性的指向も、すべて奈保子を中心に形成されたものなのだ。僕にとっての女性の美しさの基準が奈保子で、僕にとって性的魅力の基準も奈保子なのだ。なぜなら奈保子は僕の初恋の相手で、奈保子は十代のころの僕の憧れそのものだからだ。

僕は検証のために僕と同じような境遇の(初恋の人を十年以上思い続けている)人間を捕まえて話を聞いてみたくなった。「あなたにとって最も美しく魅力的な女性を思い浮かべて見てください。それはあなたの初恋の人ではないですか?」と。

そんなことを考えながら僕は奈保子を眺めて、ギムレットを一口ずつ味わった。結局最高の肴は美しい女性なのだと知った。

じっと見つめる僕の視線に気がついた奈保子は恥ずかしそうに眉をひそめ「見ないで」と言って手で僕の視線を遮った。

「ところで」とカオルが言った。

「二人はまだ付き合ってないの?」

「本当だよね。私も知りたい。いつになったら付き合えるの?」と奈保子が僕を見ながら言った。

「俺には彼女がいるからね」

「お互いに好きだってわかってるなら付き合っちゃえばいいのに。志帆だってもう気が付いてるでしょ?」とカオルは言った。

「そうだよねぇ?」と奈保子もわざとらしくカオルに頷いてそう言った。

「ちょっと待ってくれカオル。確かに奈保子は俺にとって特別な女性だし、信じられないくらいかわいいけど、好きだなんてこの場で言ったことはない。そんなことは彼女がいる俺に言う資格はない」

「でもそんな風に特別だなんて言われた、女の子からしたら好きって言ってるのと同じに聞こえるよね?」

「そうだそうだー」と奈保子も言った。

「でも志帆は今俺の彼女だし、同時に大切な友達でもあるんだ。あいつのいない場所で奈保子に向かって好きだなんで俺には絶対言えない。それに奈保子だってまだ今の俺のことをほとんど何も知らないのに、なんでそんなことが言えるの? 俺のことを信用できる?」

「アユム君は小学校の同級生なんだから知らないことないよ。アユム君のことは信用してるよ」と奈保子は平然と答えた。

「アユム君は私のこと信用してないの?」

「だって信用できるほど今の奈保子を知らないもの。信用できないよ」僕がそう言うと、奈保子は驚いた様子で笑いながら言った。

「信用できないって言われた! ひどい!」

何がひどいのか僕には今ひとつ理解できなかった。僕の感覚がズレているのか?

日付が変わるころに僕たちはバーを出て、カオルが運転するニッサンのティーダで奈保子を家まで送り届けた。奈保子を見送ろうと車を降りると、あまりに月がきれいな夜だったので、僕たちは車を奈保子の家の前に停め、三人で数百メートル先の小学校まで散歩することにした。

中庭にウサギの様子を見に行くと、月が校舎の影に隠れ中庭の四角い空一面に夏の星が広がった。僕たちは三人で渡り廊下に寝そべり「懐かしいね」「大人になったね」と言いながら星を見上げた。

しばらくすると「ちょっとトイレに行ってくるね」と言ってカオルは一人中庭を出ていった。それからいつまで経ってもカオルは戻って来なかった。僕と奈保子は二人で、中庭から見える美しい夏の星座を眺めていた。

「カオル君遅いね」と言った奈保子の声には、カオルがもうここへは戻って来ないことを知っているような響きがあった。

「校庭に行ってみない?」と奈保子が言った。

中庭から出てみると、西の空に傾く丸い月が校舎の影を校庭にくっきりと映し出していた。僕らはかつて六年間過ごした小学校を懐かしく眺めながら、二人でゆっくりと月の光の中に足を踏み入れた。校舎の影から飛び出した僕らの影は、広い校庭の真ん中でどこか頼りなさそうにぽつんと浮かんでいた。まるで別の惑星を散歩しているかのような光景だった。

「ブランコ乗りたい!」奈保子がそう言って走り出した。

校庭の隅にあるブランコからは、小学校全体がよく見渡せた。左手にはバックネットと大きなポプラの木、正面には鉄棒と体育館、右手には校舎と時計台。

校舎の向こう側にゆっくり沈みゆく月は、今までに見たどんな月よりも色濃く、燃えるようにして光を放ち世界を幻想的なオレンジ色に染めていた。月はまるで今日この瞬間が最後なんだとでもいうように、闇の底から絞り出したありったけの力で輝いているように見えた。月は明日のことなんてなにも考えていないみたいだった。

僕と奈保子は、しばらくの間二人でブランコに座りながら、何も言わずにただじっとそんな風景を眺めていた。

世界の全てが、僕らだけを残して時を止めてしまったみたいだった。月も星も雲も、夏の夜空にピタリと張り付いて動かなかった。光も影も、ひっそりと息を沈めたままその場で凍り付いてしまったようだった。夏の夜に賑やかに騒ぐカエルや虫たちも、指揮者不在のオーケストラのように演奏を止めてしまった。

「ねえお願い、はっきり言って。アユム君にとって、私は何なの?」奈保子の一言で世界は時間を取り戻した。カエルと虫たちも演奏を再開した。きっと指揮者がタバコでも吸いに行っていたのだろう。

「俺にとって奈保子は、特別な女の子なんだ。誰にも変わることのできない俺の憧れなんだよ」

「じゃあ志帆は何なの?特別とか憧れとか口ばっかりで、全然その気がないじゃない」

奈保子は少し怒っているように見えた。もしかしたら今日、僕といる間ずっとそのことを考えていたのかもしれない。僕は急に胸が苦しくなった。

「前にも言ったと思うけど、志帆は彼女で恋人なんだ。志帆は僕の一番の女友達でもある。人としてあいつが好きなんだ。
でも奈保子はそれとはまったく違ったベクトルで好きなんだ。奈保子は俺の中で、すべてを超越しているんだよ。伝わらないかな」

「結局好きなのは志帆なんでしょ? 志帆と別れる気はないんでしょ? なのに何でそんなこと言うの? 私はどうすればいいの?」

僕は今にも口から飛び出しそうになった言葉を無理やり飲み込んだ。本当は死ぬほど奈保子に伝えたかった。でもそれを口にすることは僕の中の正義に反した。こんな素敵な夜にも、理性は休むことなく僕を抑制し続けた。

「待ってて欲しいんだ。俺が大学院を卒業するまで、いや一年でいい。今は待って欲しい。一年後には必ず答えを出すから」

奈保子は何も言わずに校舎の影を見ていた。

「それに、もっと俺たちお互いによく知り合う必要があると思うんだ。こうやって二人きりで話すのなんて、ひょっとしたら初めてのことだろ?俺はもっと奈保子のことがよく知りたいんだ。それも含めて、もっと時間が必要だと思うんだ」

奈保子の反応はなかった。僕は不安になってさらに話を進めた。

「さっき奈保子に信用できないって言ったけど、奈保子だって本当は俺のことなんて信用できないだろ? だって俺たちつい半年前に、十年ぶりにまともに会話したんだよ? そんなよく知らない人を簡単に信用できるかい?
それに、俺は信じるって行為がどうしてもネガティブに思えてしまうんだ。信じるって、言い換えれば、そうであるように思い込むってことだと思うんだよ。奈保子が俺をいい人だと信じる。奈保子が俺をいい人であるかのように思い込む。これって真実じゃないと思わない? そんな不確かな感情に裏切りが伴うのは当たり前だと思わない? 信じるって行為は、その行為自体に裏切りの要素を含んでるんだよ。
だから奈保子は俺を理解して、認めてほしいんだ。俺も奈保子を理解して、そして認めたいんだ。奈保子は本当は俺が思い描いてるような女性じゃないかもしれない。でもそれを理解して、認めたうえで、それでも俺は奈保子が好きだって思えるであろう確信があるんだ。わかるかい?
お互いをもっと理解して、認め合うことができたら、僕らは信じるよりももっと固い絆で結ばれるんだ。そうすれば絶対にうまくいく。
今の話伝わったかな? 何か分からないところとか、納得できないところはある?」

僕がそういうと、奈保子はようやく影から視線をあげてため息をついた。そして表情一つ変えることなく言った。

「全部。全部納得できない」

その瞬間、僕がこの十数年間で必死に築き上げた価値観や人生観が、音を立てて崩れていくのを感じた。僕が拠り所にしていた大きなアイデンティティの塊に、ほとんど中央から大きな亀裂が走り、鈍い音を立ててゆっくり崩れ落ちていった。痛みは無かった。でも僕は辛くて怖くて、何も言えなかった。

奈保子の前では、僕の価値観は完全に無力だった。今までに多くの友人を諭し、多くの女性を惑わし、多くの馬鹿をねじ伏せてきた僕の価値観は、奈保子のたった一言で全ての効力を失った。

相手がただの馬鹿なら伝えることを潔く諦めるだろうし、友人や女性だったらきっと相手が納得してくれるまで何度でも話すだろう。伝えるまでそれを諦めないだろう。真理が背反する以前に彼女たちの論理が破綻していることを気付かせてあげたいという僕なりの親切心や正義がそこにはあった。そうして過ちに気付いた彼女たちは、みな笑顔で僕に礼の言葉を言った。そうすることで僕は彼女たちとの関係を深めていったし、それが僕の喜びでもあった。

でも奈保子は違う。奈保子が納得いかないといえば、僕は悪になるのだ。正しいのはいつも彼女だ。僕にとって奈保子が特別な女性であり続ける限り、それは変わらない。

彼女が「全部納得いかない」と言えば、僕は「全部」を否定されたことになる。全部!

僕はただ唇を噛みしめてこの絶対的な権力に従うしかなかった。怖くて怖くて仕方なかった。恐怖と緊張で体の血の気が引いていく感覚を、僕は久しぶりに感じた。その絶望感は、小学校の校舎や遊具を見たときよりも鮮明に、よりリアルに小学生のころを思い出させた。

僕は小学校のころすごくやんちゃで、悪戯ばかりしていた。そして毎日のように教師に呼び出され、放課後の静まり返った教室で叱られた。

教師は椅子に座り、下から僕をのぞき込むようにして睨み付ける。僕は目を合わせないように、じっと一点を見つめ、手持ち無沙汰な両手を後ろに回し、ギュッと運動ズボンを握りしめる。

教師がいつも言うセリフは決まっている。

「なぜこんなことをしたんだ?」

僕はそう聞かれるのが怖くて怖くてたまらなかった。なぜこんなことをしたのか? それが自分でもわからなかったからだ。理由なんてなかった。ただ勝手に体が動いただけだ。本当に体が勝手に動いたんだ、嘘じゃない。そう言いたかった。でも教師たちはそんな言葉を求めているんじゃないことは僕にも分かった。彼らは僕が行為に至った明確な動機とその説明を求めているように見えた。

教室に時計の秒針の音が響き、僕の気持ちを一層不安にさせた。時折校庭ではしゃぐ同級生の声も聞こえるが、助けは来ない。僕が何も言わずに立ち尽くしていると、教師たちは必ずこう言う。

「黙ってたら分からんだろう」

自分の背筋が音を立ててぴきぴきと凍っていくのがわかる気がした。体の熱がスッと引いていくのを感じた。僕はどこまでも孤独で、無力だった。彼らの発する言葉はすべてが正義で、それに反発するものはすべてが悪だった。

石があったから投げただけ、壺があったから割っただけ、枝があったから折っただけだ。理由なんてないんだ。僕の罪は主に破壊行為だった。そのかわりと言っちゃなんだが、他人に暴力を振るったり悪口で傷つけたりすることは一切なかった。(走っていてぶつかることは稀にあったが)

そんなことを思い出しているうちに、気が付けば月は校舎の影に隠れ、東の空がうっすら明るくなってきた。

「もういいよ。帰ろ」そういって奈保子はひょいとブランコから立ち上がった。僕はすがる思いで立ち上がり、奈保子を止めた。

「待って、もう帰っちゃうの?」

「だってもう朝だよ。帰って寝たいよ」

「お願いだからもう少しだけ話を聞いて。お願い」

僕がそういうと奈保子はしぶしぶ腰を下ろした。

「奈保子、あと一年待ってくれ。今の俺に言えることはそれ以外にないんだ。卑怯だとは思う。でも今は絶対に口にできない言葉があるんだ。それをわかってほしい。本当は答えだってもう出てるんだよ。でもそれを今ここで俺が口にすることはできないんだよ。お願いだから、わかってほしい。
俺が言えるのは、今は彼女を大切にしますってことだけなんだ。ごめん」

「そっか。まあ、わかってたけどね。そう言われるとやっぱり悲しいな」

そういって彼女は目を伏せた。

「家まで送ってくよ」

「ここでいいよ、すぐだもん」

「いや、送らせて欲しいんだ」

「本当にここでいいから」と奈保子はうんざりした様子で言った。

「奈保子、怖いんだよ。俺は奈保子のことが好き過ぎて、奈保子が本当のことを言ってくれてるのかが本当に不安なんだ。奈保子に嫌われるのが怖いんだ。やっと奈保子をまた近くに感じられるようになったのに、これ以上遠くに行って欲しくないんだ。また奈保子が離れて行って、奈保子を失うのが怖くてたまらないんだ。お願いだから、家まで送らせてくれよ」

そういうと彼女はしぶしぶ承諾した。

「いつ名古屋に帰るの?」彼女の家の前で、僕は尋ねた。

「もう明日帰っちゃう。明後日から仕事だから」

「そっか、じゃあ、またね」

「今日はありがとう。またね」

そういって手を振って奈保子が家の中に入っていくのを見届けてから、僕は今来た道を学校へと引き返した。校庭を突っ切って、十数年ぶりに懐かしい通学路へと出た。僕の家から小学校までの通学路は、道が狭くてほとんど車が通らない。だから小学校に向かう以外に通る機会がなかった。

通学路は家までの道のちょうど中間に川が流れており、その川に向かってひたすら下り、橋を渡ってから家まではひたすら上るという道だった。だから体育館の横にある丘からは、学校から家までの道のりを一目で見渡すことができた。

僕は丘の上にある大きな石の上に座って、何千回と通った家までの道をぼんやりと眺め、タバコに火をつけた。価値観崩落の衝撃で僕は心身ともに疲弊しきっていた。

俺はいつからこんな人間になってしまったのだろう? と僕のは思った。煙を肺の奥まで思い切り吸い込んで吐き出してみる。

俺が今までしてきたことは一体何だったんだろう? 今まで僕が培ってきた人間関係のノウハウが、彼女には全く通用しなかった。自己をすべて否定されたような気がして、僕はすっかり自信を無くしていた。

通学路を眺めていると、小学生の自分が向こうから笑顔で走ってくるような気がした。あのころの自分が持っていた純粋なもの。夢や憧れ、優しさや道徳心。そんなものがもう僕の中ではほとんど枯れ果ててしまったように思えた。目には見えないけれど、それらを失って初めてはっきりと形をもっていたことがわかった。

「昨日はありがとう。それからいろいろとごめんなさい。特別扱いしてくれるのはすごく嬉しいんだけど、壁を感じたのも事実なの。
私はアユム君がほめてくれるほどかわいくもないし、いい子でもないから、そのギャップで嫌われたらやだなってゆう不安が私にもあるの。なんかいろいろ言っちゃったけど、やっぱり私はアユム君のことが好きです」

奈保子から送られてきたLINEにはそう書かれていた。僕はこれ以上彼女に嫌われたくないという一心でメッセージを送り返した。時間ができたら必ず名古屋に遊びに行くよと言って、僕は東京に戻った。

おわり

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この記事を書いた人

平成生まれのアラウンド・サーティーです。30歳を迎えるにあたって何かを変えなければという焦りからブログをはじめました。このブログを通じてこれまでの経験や学びを整理し、自己理解を深めたいと思っています。お気軽にコメントいただけますと励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。

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