2001年10月13日
みらいのじぶんへ
ぼくは今日から自分のために毎日日記を書きます。
おねえちゃんが、今のうちに日記を書いておくと、大人になった時にいい思い出になるといったからです。
今日は2001年10月13日です。友達のT君の誕生日です。
今日書きたいこと。かぜをちょっとだけひいています。体にはじゅうぶん気をつけてください。
それではまた。
10月14日
今日はじゅう道の大会があった。ぼくはちょうでかい女子とたたかった。
ちょうでかかったけど、女子だったから勝てた。
大会が終わってからみんなで川で水切りをした。
その時出た記録は12回だった。
12回はすごいと思う。
また明日日記を書くのが楽しみだ。
それではまた。
10月15日
日記を書いているのをお兄ちゃんに見られそうになった。
だれにも見つからないように気をつけよう。
2002年11月27日
昨日すごいものを見た。
流れ星をみた。
たいくつだったから夜になってベランダで星を見ていたら、南の空を飛んで行った。
すごく感動した。
通りすぎてから願い事をした。
それから大きなニュースがある。
直哉が香澄ちゃんに告白した。
しかも二人はつき合いだした。
すごくびっくりした。
この前の土曜日のドッチボールの帰りだ。
2003年1月3日
ちょっとおそくなったけど新年あけましておめでとう。
正月だからいろんなところに行ってきた。
12月27日にはいつもの3人から遊びにさそわれた。
12月11日にもさそわれた。
それで、12月にぼくがだれかに告白されるという話を聞いた。
香澄ちゃんがそういった。
でもぼくはNさんが好きだから、「その子に2人のこと話しといてあげるね、そうすればその子もきずつかずにすむでしょ？」と言われた。
ぼくはその子がだれなのかすごく気になったが、香澄ちゃんは教えてくれなかった。
もう３学期になる。もうすぐで中学生だ。
Nさんとも別のクラスになってしまうだろう。
今は中学に行きたくないと思うけど、いつまでも前に進まないわけにはいかない。
４年生や５年生のころもこのまま時が止まってほしいって思ったくらい楽しかったけど、そうしたら６年生の楽しい思い出だってなかったことになる。
だから中学へ行ってもいい思い出を作るためには、小学生のままではいられないんだ。
意味がわからないかもしれないけど、なんてせつめいしていいかわからない。
でも、また時がとまってほしいとか、このままがいいとか、もどりたいって思ったら、これを見て前に進んでほしい。
それではまた。
